What’s Aerial エアリアルとは?
エアリアルとは
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エアリアル(aerial)は、空中演技を競うスキーのフリースタイル競技の1つ。
長さ160cm程度のスキー板をはいて空中に飛び上がり、宙返りをして着地するまでの短い競技である。
※英単語としてのエアリアルの意味は「空中」などを指す。
コース
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スキージャンプのジャンプ台を小さくしたようなコースの踏み切り位置にキッカーと呼ばれる人工のジャンプ台を置いている。
キッカーは3回転用のビッグキッカー、2回転用のミディアムキッカー、1回転用のスモールキッカーが用意される。
着地はスキージャンプと異なりキッカーのすぐ後ろになるので、キッカーの奥は急斜面のランディングバーンとなっている。
さらに着地の衝撃を和らげるため、ランディングバーンは人手でスコップによって深さ50cm程度掘り返されて柔らかい状態にされる。
なお、エアリアルはその特性上何の練習もなしに飛ぶことは極めて危険である。
そのため夏期トレーニングであるウォータージャンプを先に行うことが一般的となっている。
採点方法
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演技前に自己申告して、その演技に難易点がつく。
テイクオフ姿勢・ジャンプの高さ・空中姿勢・着地を5人のジャッジが採点し、最高点と最低点を除いた3人のジャッジの採点に技の難易点をかけた点数と、着地点を合計して1本の試技の得点とする。
2006年のトリノオリンピックの時点では、男子選手のトップレベルでは3回転4回捻り(フル・ダブルフル・フルまたはダブルフル・フル・フル)、 女子選手のトップレベルでは2回転3回捻り(フル・ダブルフルまたはダブルフル・フル)が行われている。 また、極少数の男子選手が3回転5回捻り(ダブルフル・ダブルフル・フルまたはフル・トリプルフル・フル)、 女子選手が3回転ジャンプ(フル・フル・フル等)を行うようになっている。
空中では地上で背筋を伸ばして直立したような姿勢が求められ、厳しく採点される。
背中や膝が曲がったり、足が綺麗に揃っていなかったりする姿勢の崩れ、着地の際のバランス崩れは減点となる。
田原直哉は
雪上では3回転4回捻り(フル・ダブルフル)を、水上では3回転5回捻り(フル・トリプルフル・フル)を 決めることができる。